美ヶ原高原

はじめに

 自由になる休日ができたので、美ヶ原高原ヒルクライムに挑戦しました。毎年、「ツール・ド・美ヶ原」が6月に開催されており、今回はほぼ同じルートを走ります。目的地は、美ヶ原自然保護センター駐車場となります。

 なお、今年の台風で、浅間温泉から美鈴湖に至るいわゆる「激坂」が通行止めなので、林道湯ノ原線(美ヶ原温泉-美鈴湖)を通りました。林道湯ノ原線は、ツール・ド・美ヶ原の激坂ほど急な勾配はありませんので、美鈴湖までは比較的上りやすいと思います。

(この激坂(浅間温泉→美鈴湖)は春に一度挑戦したことがあるのですが、屈辱の足付き&チェーンはずれをしてしまった坂です。台風による路肩崩落とのことで、かなりひどい状態のようですので、修復後に再チャレンジする予定です。)

装備

はじめての本格的なヒルクライムとなるため、以下のものを用意しました。

自転車

  • GIOS ミストラル (無改造)
  • サドルバッグ(予備チューブ、タイヤレバー、軍手) ← 新しく購入
  • 携帯空気入れ

服装

登山用具は一通り揃っているので、なるべくそれを流用します。

  • 登山用トランクス(モンベル
  • 登山用半袖シャツ(berghaus)
  • 登山用ジップアップ長袖シャツ(finetrack)
  • ユニクロジョガーパンツ(登山用パンツは、裾が広がっているので、使えない)
  • 指切りグローブ
  • ヘルメット

飲み物・食べ物

ハンガーノックになるといけないので、カロリーのあるものを準備。

ルート

片道約35km

  • 自宅 → 美ケ原温泉(林道湯之原線入口) 約11km
  • 美ケ原温泉(林道湯之原線入口) → 美鈴湖 約7km
  • 美鈴湖 → 武石峠 約12km
  • 武石峠 → 美ヶ原自然保護センター 約5km

ライド記録

自宅 → 美ケ原温泉(林道湯之原線入口) 約11km

 美ケ原温泉に入ったところで、林道湯之原線入口が分からず、スマホで地図を調べます。大山祇社が林道湯之原線途中にあるので、目的地に設定して、ナビを頼りに入口発見。入口はメイン道路沿いにあり、看板もあるので、次回は迷うことはなさそうです。

美ケ原温泉(林道湯之原線入口) → 美鈴湖 約7km

 林道に入ります。途中、後ろから何か気配がするので振り向くと、ロードバイクとE-Bikeに乗った二人が上ってきていました。「こんにちは」と声をかけていただき、すーっと横を抜いていきました。ロードの人は20~30代くらいかな。きれいなダンシングですいっすいっと坂道を上がっていきました。いつかはあんな風にダンシングで上ってみたいものです。E-Bikeの方もすいすいでした。  間違えて美鈴湖もりの国オートキャンプ場の敷地を公道だと思い込んで走ってしまい、「こちらは有料施設ですよ」と落ち葉掃除をしていたキャンプ場の方にご指摘いただくハプニング(その節はありがとうございました)もありましたが、無事美鈴湖を通過します。

美鈴湖 → 武石峠 約12km

 この区間が長くて大変でした…。  途中、池のほとりにきれいなもみじを見つけたので写真を撮りました。

 1時間ごとに休憩を取ると決めていたので、景色の良いところで立ち止まって、カロリー補給します。食べたのは、ヤマザキ薄皮つぶあんぱん。定期的な休憩&カロリー摂取のおかげで何とか登りきれたと思います。「ツール・ド・美ヶ原」のときはもちろんですが、ブログ等で拝見すると、みなさん、休憩なしで一気にゴールまでたどり着いていて、単純にあの坂をすごいなぁと思います。私にはいつになったら、そんな日が来るのでしょうか…?

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 途中、片側工事中が2か所あって、信号機による片側通行となっていました。青なので進みましたが、道幅が狭く、「後ろから車が来たらどうしよう」、「向かいの信号が青になって、車とすれ違うようになったらどうしよう」と考えながら、なんとか2か所とも何事もなく通過しました。

 信号待ちのところで、すでに美ケ原まで行って戻ってこられたのか、林道湯之原線でお会いしたロードバイクとE-Bikeのお二人が反対側で信号待ちをしていました。さすが早いです! また、「こんにちは」とお互いに声を掛け合いました。

 それにしてもこの区間が長かった。途中の直線の急こう配では、心が折れそうになりました。でもきれいな景色を見ながらなんとか上り切りました。 f:id:taka35823:20201102120502j:plain

武石峠 → 美ヶ原自然保護センター 約5km

 ようやく武石峠に到着です。峠というので、駐車場があったり、施設があると思っていましたが、下のような目印があっただけでした。 f:id:taka35823:20201102115723j:plain

 武石峠を過ぎ、峠だからあとは下りだけかなと思っていたのですが、まだ上りがあり絶句。その頃にはほぼ足が終わりかけていましたが、何とか上り切り、その後は 高原らしい開放的な景色が待っていました!

 美ケ原高原道路です。こんな感じで高原を見ながら、走ることができます。 f:id:taka35823:20201102121453j:plain

 美ケ原高原の電波塔群です。このおかげで、私たちは地上波を見ることができます。いつもありがとう。 f:id:taka35823:20201102121447j:plain

 東信方向です。一番右側の山が浅間山かな?山、青空、白い雲、近くの木々がとにかく奇麗でした。 (松本側は往路で撮ろうと思っていたのですが、後で書いたように結局撮れませんでした…) f:id:taka35823:20201102121450j:plainf:id:taka35823:20201102121456j:plain

 ようやく終点の美ヶ原自然保護センターに到着です。林道湯之原線入口から休憩時間も含めて、約3時間掛かりました。よく走り切りました!

 ツール・ド・美ケ原のチャンピオンは、ここを1時間くらいで走ってしまうのですから、すごいです。平均21km/hって、私の平地での速度です。   美ケ原自然保護センターの駐車場には、4,5名ロードバイクの方がいました。また、駐車場にはかなりの車があり、予想以上でした。

時間と体力が残っていれば、王が頭にも登りたかった(徒歩)のですが、無理をするといけないので、今回は諦めます。

帰り:美ヶ原自然保護センター → 自宅

 美ヶ原自然保護センターでは、食事(そば、牛丼など)ができますが、あとは下るだけなのでと思い、そのまま自宅に向け出発しました。これがいけなかった。駐車場で写真を撮っていたら、すっかり体が冷え切ってしまっており、特に手の指先の感覚がなくなるほどになってしまっていました。

 さらにスマホのバッテリーも切れかかっており、帰りに撮影しようと思っていた松本側の絶景を一切撮ることができませんでした。軍手をはめ、その上に指切りグローブをしたのですが、それでも指は温まることなく、撮影はあきらめました…。

 下りでは、クロスバイクの方1名、ロードバイクの方4,5名とすれ違いました。軽々上っている方が多く、さわやかに「こんにちは」と声をかけていただきました。私のもう一つの趣味の登山の皆さんもすれ違うときはあいさつをしますが、同じ趣味の人は仲間意識があっていいですね。ロードの方、一人半そでの方がいて、驚きました。

 さて、その後も一向に指先が温まらず、ブレーキをなんとか掛けながら下っていきました。里に下ってきて、気温が少し高くなり、指も復活してきました。    自宅に戻る際には、少しの上り坂があるのですが、普段はそれほど苦労せずに走れる大したことのない坂なのに、足に全然力が入りません。4月から自転車に乗ってきて、初めての経験でした。これが足が終わるということなのでしょうか…。

 結局、美ケ原高原自然保護センターから自宅までは約2時間掛かりました。

ライド結果

 最後にStravaの結果を掲載します。

 なんと獲得標高が1,826mにもなっていました。事前にスマホアプリ Navitime自転車で調べたルート検索結果では、1353mでしたので、これには驚きました。

 さらに消費カロリーが4919kcalとは(本当にそんなに消費しているのでしょうか)

 いずれにしてもケガや自転車のトラブルもなく、無事帰ってこれてよかったです。

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まとめ

 クロスバイクを4月から乗りはじめ、本格的なヒルクライムコースに初めて挑戦しました。ゆっくりと進んで、何とか到着できることができました!

反省点としては、手指の冷え、スマホの充電切れの2点です。本当に手指が冷え切ってしまい、もしその場でパンクしたら、手が思うように動かずに修理など到底できそうにもなかったです。対策としては、冬用グルーブや使い捨てカイロの携行でしょうか。

スマホについては、すでに4年弱使用しているiPhone7で写真撮影中、まだ充電が残っているはずなのにぶちっと電源が切れてしまうことが何度かありました。写真はスマホに頼り切っているので、バッテリー交換かコンデジを持っていくようにしたいと思います。

と反省点はあるものの、非常に楽しく思い出深いサイクリングとなりました。